挑む チャレンジストーリー
EPISODE.03
営業職へのキャリアチェンジが、
何よりのチャレンジでした。
入社以来、現場監督として建築に携わってきたTATSURU.H。現場一筋で工事部長をめざすつもりでいたが、入社6年目の終わりに突然営業部への異動を打診される。最初は「嫌だ」と断っていたものの、「挑む前から逃げるより、やってみてから判断すべきじゃないか」と思い直して営業職にチャレンジすることに。それ以来、営業部ならではの様々な壁に直面することとなる。
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全社員に知ってほしい。
営業って意外と大変なんです。異動して初めて知ったんですが、営業ってただ提案を作ってお客様にプレゼンするだけじゃないんです。土地のことを調べるために役所に出向いたり、農協さんや不動産会社さんに顔を出して紹介をもらったり。そうした業務を複数案件並行して動かしている。中でも驚いたのが、入居者の方の立ち退き交渉まで任されていたこと。物件の建て替えをご提案して契約が決まったら営業の仕事は終わりじゃない。そこから立ち退き交渉がはじまるんです。いくら建物が古くて危ないとはいえ、「建て替えるので引っ越してください」と言われても最初から納得する人はいない。オーナーと入居者の間に立ち、引っ越しの時期やお支払いする費用等の落としどころを探っていきます。「営業は立ち退きができて一人前」と言われるくらい、難しくて大変な仕事です。
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人との出会いは、
営業マンの財産だと思う。それでも営業として頑張れているのには、色んな理由があります。例えば土曜に休みが取れるとか(笑) おかげで、タフな交渉事の後でも気持ちに余裕を持てるようになりました。あと、営業になってから、出会う人の数が現場時代より圧倒的に増えましたね。お客様はもちろん、農協の方や不動産会社の社長、さらには競合の営業マンまで。そうやって出会う方一人ひとりが、僕にとって仕事や人生の先生だと感じているんです。例えば、ある不動産会社の社長はものすごく視野が広い方で知識も豊富。お客様も富裕層の方が多いので済む世界が全然違う。そうした方から仕事のことだけじゃなく、人生設計やキャリアについてもアドバイスをもらえるというのは、この仕事ならではの醍醐味じゃないでしょうか。
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うちの営業スタイルは、
時流に乗れているだろうか?ある物件オーナーから言われたことがあります。「他社は3Dで間取りの提案をしてきたぞ。お前のところは平面だから見にくいんだよ。」と。厳しいですよね。でも同時にすごく優しい人だなとも思う。何も言わずに他社に決めることだってできるのに、そうやってわざわざ僕にアドバイスをくれているわけですから。厳しいことを言うお客様ほど、照栄建設のことを想ってくださっている。そうしたお客様の期待に応えていきたいんです。3Dの間取り提案もそう。ベテランの中には、今の営業スタイルで十分な実績が上がっているので、あえて変える必要はないと思う人もいるかもしれません。だから、若い自分たちが先頭を切っていきたい。ITをはじめとした新技術を積極的に取り入れ、時流に乗った営業スタイルを確立していきたいと思います。